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| みおしえ 
 7月 『三つの大切』
 
 〈善隣の道〉は、天地自然の道理のままに人間が人間らしく生きるためのものです。
 したがって、今月から来月における「家族皆信仰」月間においては、さらに家族皆が〈三つの大切〉の御教えに照らして自分自身を見つめ、実践実行によって幸福健康になっていただきたいと思います。
 
 〈汝等今日より
 三つの大切を片時も忘れず 常に楽しき処へ居れ
 永遠 神の助けあり〉
 
 人間は、楽しめる日もあれば、楽しめない日もあります。それが、人間の憐れさです。
 しかし、〈三つの大切〉を忘れず、いつも楽しんで人生を送ることができれば、常に助けていただけるのです。
 
 〈三つの大切を知る者には 必ず神の助けあり〉
 
 〈三つの大切〉の御教えを実践することができれば、どんな事情があったとしても、神は必ず幸福健康を授けていただきます。
 それでは、〈三つの大切〉とは何でしょうか。
 
 〈三つの大切とは
 1 心を大切にすること
 2 身体を大切にすること
 3 生活を大切にすること〉
 
 この世に人間として生を享(う)けた者が、片時も忘れてはならないのが、心と身体と生活。この三つです。
 なぜなら、人間には命があり、その命は、目には見えない心(霊(たましい))と目に見える身体によって成り立っており、心の動きが生活にそのまま現れるからです。
 
 〈三つの大切を知るか 知らざるかに依って
 人間の運命 自ずから決まる〉
 
 〈三つの大切〉の御教えをしっかりと掴み、心と身体と生活を大切にする人間に生まれ変わることができれば、あなたの運命は必ず変わります。
 それでは、その心と身体と生活を、どのように使っていけばよいのでしょうか。
 
 〈心を大切にする方法
 我が心で我が心を痛め苦しめることなく
 心に喜びを失うことなく 常に明朗快活にして
 身心共に爽快な処へ居ること〉
 
 まずは〈心〉です。
 人間の心は、その時その場によってコロコロ変わります。したがって、その心を自分で上手に調整できれば、より良い運命を造り上げていくことができます。
 つい過去の出来事にこだわり、執着して、自分で自分の心を痛め苦しめてしまうのが人間です。過ぎ去った事を、ずっと心に留めておくことほど苦しいことはありません。
 過去に執着せず、今、生かされていることに感謝して、今日もありがたいと喜ぶ心があれば、雨が降った時も、恵みの雨だと喜ぶことができます。そのためには、日々の祈りが欠かせません。
 
 〈身体を大切にする方法
 生きたる身体 動き続けている身体
 この全身五尺の体を柔らかく笑顔を失わず
 全身の動きを軽く快活にする〉
 
 生きている身体には温かみがあり、生きている身体は動き続けています。その身体を大切にするということは、毎日を喜んで笑顔の生活をするということです。
 朝、目が覚めたら、生きていることに感謝し、鏡に向かって笑顔になってみること。笑顔になれば、必ず心が変わってきます。どんなに辛く苦しくても、どうか笑顔をつくってみてください。
 
 〈生活を大切にする方法
 生活とは
 朝起きて 働いて 食べて 寝て 起きるまでの
 感念感情及び行為行動上に於ける一切の状態〉
 
 朝起きてから寝るまでの一日の生活の中で、どう考え、どう行動して生きるかが、その人の運命を造っていきます。
 そのことを、よくよく肝に銘じ、毎日の生活を疎かにせず、一日一日を大切に生きていきましょう。
 
 〈生活は人間の生きる処であり 働く処であり
 人間関係の交流される処である〉
 
 生活とは、まさに人間が生きていく場所であり、働く場所です。ですから、生活の中では様々な人間関係が生まれます。
 この人間関係こそが、その人の運命を大きく左右していきます。
 
 〈生活に
 家庭生活
 社会生活〉
 
 〈平和な生活
 円満な生活〉
 
 家庭生活においても、社会生活においても、人間関係によって、その人の運命が良くも悪くもなります。
 すべての人と仲良く仲睦まじく、平和で円満な生活を送ることができれば、必ず運命は好転していくのです。
 
 〈幸福も健康もすべて
 この平和な生活 円満な生活より生まる〉
 
 平和で円満な生活こそが幸福と健康の源(みなもと)であると頭では分かっていても、なかなか難しいのが実践です。
 
 〈平和を乱し 円満を失えば
 幸福も健康も共に失うて憐れなり〉
 
 互いの心が通い合わず、平和で円満でなくなれば、その人の運命も、その国や地域の運命も必ず狂って来ます。
 だからこそ、できるだけ相手の長所を見て、短所には目をつぶれるよう、心がけましょう。
 
 〈汝等神に救われんには
 三つの大切を片時も忘れず
 常に楽しき処へ居れ
 神の救いのあらざるなし〉
 
 〈三つの大切を忠実に守る者には
 即決 神の救いあり〉
 
 〈三つの大切〉を守り、「善人の道」を目指してください。人に喜ばれ、人を愛し、人間らしい人間になることです。
 
 〈汝等今日より 神に祈りを献ぐる気持ちで
 三つの大切の実践に励むべし
 直ちに神の助けあり〉
 
 心にひっかかっている全てを神に献げて祈り、日々、〈三つの大切〉の実践に励もうではありませんか。
 
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