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みおしえ
7月 『神に褒められる人』
今月は、〈神に褒められる人〉の御教えを通して、どういう人間になれば、家族一人ひとりが運命を開拓し、幸福健康に生きていけるのかを学んでいきたいと思います。
〈汝等今日より
神に褒められる人となりて助かれ
永遠 神の守りありて楽し〉
〈神に褒められる大〉になれば、永遠に神に守られるのですが、その神は、目には見えず、耳には聞こえません。
しかし御神尊様は、この神の実存を明らかにするために、神より授けられた〈善隣の道〉と、それを集約された『御聖経』を私たちに示してくださいました。
したがって、この〈善隣の道〉を知れば、今まで何事も人のせいにしていたのが、まさに自分のせいだと分かり、人の心を変えようとしていたのが、自分の心を変えない限り、運命を変えることはできないと分かってきます。
〈神に褒められる人にならない限り
神に救われない〉
どんなに自分が一番偉く立派だと自負しても、神に認められ、神に褒められる人になれないならば、神には救ってもらえません。
なぜなら、それが天地宇宙の厳然たる道理だからです。
〈神に助けられんには 人に褒められ
神に褒められる人間になるより外に方法はない〉
何百回、何千回と、神に「助けてください」とお願いしても、人に褒められ、神に褒められる人間にならなければ、神は絶対に助けてはくださいません。
どうしても神に助けていただきたいと願うのなら、人に褒められ、神に褒められる人間になるしかないのです。
それでは具体的に、どうすれば人に褒められ、神に褒められる人間になることができるのでしょうか。それが、次の御教えに示されています。よくよく噛みしめて、御教えを自分のものにしていきましょう。
〈どうすれば人に褒められ
神に褒められる人間になる事が出来るか
人間的に変わること 夫らしく変わること
妻らしく変わること 親らしく変わること
子供らしく変わることに依って
毎日平和なる生活 円満なる生活をする事に依って
人間関係を明るく楽しくする事なり〉
今までの生活を振り返り、自分は夫らしかったか。妻らしかったか。親らしく子どもらしかったか。つまり人間らしかったかと、よくよく反省してみましょう。
そしてもし、夫らしく妻らしくなかったならば、夫らしく妻らしく変わることです。親らしく子どもらしくなかったならば、親らしく子どもらしく変わる。つまり、人間的に生まれ変わることによって、毎日を平和に円満に暮らし、人間関係を明るく楽しくすることが、神に褒められ、人に褒められることに外なりません。
要は、人間らしい生き方をしているかどうかということです。
そのためには、少しでも心の内に蟠(わだかま)りや邪気を抱えていてはなりません。蟠りや邪気を抱えたままだと、とうしても人間的に生まれ変わることができないからです。
ただ神は、それなりの猶予を授けていただいています。だから、大きな〈気づかせ〉を頂く前に、一刻も早く心を切り替えて、蟠りや邪気を一掃することです。
誰もが、いろいろな事情を抱えていることと思いますが、御神尊様は、その一切を聞いて受け止めてくださいます。ただ、何も答えてはいただけません。
しかし、〈善隣の道〉を知る者は、いろいろな事情をくすぶらせて大きくなる前に、その火種を消す術を知っています。それが善隣信仰の最高のおかげです。
〈人にすかれる者は神にもすかれる
人に嫌われる者は神にも嫌われる
故に先ず 人にすかれる人になる事こそ
運命開拓への近道なりと知れ〉
当然のことながら、人に好かれる人は神に好かれ、人に嫌われる人は神にも嫌われます。だから、常に人に好かれる人間になれるよう努めなければ、運命を開拓することはできません。
そのために、何と言っても、「笑顔」が大切です。そして、相手を喜ばせる言葉の使い方や言い方も考えなければなりません。言葉を語る時の表情もまた大切です。
それを適確に示唆してくれるのが、家族でしょう。家族が一番、あなたのことをよく見ていているのですから。
何より、相手の話を十分に聞いて、その心を受け止めてあげられる人間になることが、最も人に好かれ神に好かれる道です。
〈人間関係の面白からざる者には
不幸病気の絶ゆる事なし
故に幸福を願う者よ 健康を願う者達よ
汝等速やかに人間的に自己改善を急ぐべし
以て人にすかれ 人に褒められ
神にほめられる人となれ 必ず神に救われん〉
人間として生(せい)を享(う)けながら、言いたい事も言えず、したい事もできないでは、何のために生まれ生きているのか分かりません。
それでは、いつまで経っても幸福健康になることはできず、不幸病気に悩まされ続けなければなりません。
明日は、どうなるか分からない生命(いのち)。今日一日を家族と、出会う人たちと、いかに仲良く楽しく面白く生きていくかにエネルギーを注いでいきましょう。
そのためにこそ、人間的に生まれ変わる意味があるのです。
〈人に褒められ 神に褒められる人間になるには
すべての面に於て別人を見るかの様に
人間的に変化する事である〉
家族がビックリするほど、人様が目を見張るほど、すべての面において人間的に変わらなければ、人に褒められ、神に褒められる人にはなれません。
何か一つで構いません。誰からも「変わった!」と思われるほど、徹底的に自己変革に精進し、心身ともに〈神に褒められる人〉になり、明るく楽しい人生を送ろうではありませんか。
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